バンドで飯を食っていく 〜マーケティングであなたのバンドを100倍魅力的にする方法〜
まずはじめに断っておきたい。
私は「バンドで成功しなかった側」の人間だ。
だから「バンドで成功しなかった側」の人間になる方法はいくらでも教えられるが、「バンドで成功した側」に立ったことがない以上、バンドを成功させた経験談をお伝えすることはできない。
成功しなかった私が何を語ったところで、それを裏付ける経験があるわけではないから当然だろう。
でも安心してほしい。
本書を読み終えたあなたは、今よりもずっと自分の目指す未来が明確に見えているはずだ。
なぜなら、私は「バンドで成功しなかった側」の人間ではあるが、同時に「バンドで成功した側」の人間をたくさん知っている。いや、知っているどころか熟知していると言っても過言ではない。
私はバンド活動を休止した後、楽器業界で働くことを選択し、数々のプロアーティストを担当するアーティストリレーションという業務を担当した。
アーティストによっては所属している事務所や、楽器テックと呼ばれる専属の機材担当者が窓口になっている場合もあり、イベンターや制作、現場監督などを含めると、関わる人数はゆうに1000名を超える。
そうして数多くのアーティストと接する機会を作ることができ、ライブハウスやホール、大きいところでは東京ドームなどで、年間100回以上のライブを観てきた。
もちろん開場前のサウンドチェックやリハーサルスタジオ、レコーディングスタジオにも足を運んだり、私がインタビュアーとなり、アーティストの取材をしたこともある。
さらには直接アーティストと共同でイベントを開催し、司会という立場で一緒に仕事をする機会もあった。
そんな日常を過ごしていく中で、今まで気づかなかった「バンドで成功しなかった側」の人間と「バンドで成功した側」の人間との違いが、明確に分かってきた。
その違いを「バンドで成功しなかった側」の人間である私が、同じく「バンドで成功しなかった側」になりつつあるあなたにお伝えしよう。
音楽教室の講師やインディーズバンドでライブツアー経験もある私は、楽器メーカーでアーティスト担当、ブランドマネージャーなどを経て、統括的なマーケティングスキルを会得してきた。
これからお伝えする全てのことは、そんな今の私の経験と全知識を総動員して創り上げた、最もベストな提案として自信を持ってお勧めしたい。
コロナでライブハウスが悪とされ、バンドマンが悪とされ、リアルな音楽のステージは世界の片隅に追いやられた。
一人でも多くの情熱を持ったバンドマンが、希望を持って音楽活動に専念できるように。
さぁ、未来へ続くステージはもうすぐだ。
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